「理系思考」 大滝令嗣 著2005年12月05日 00:02

エンジニアだからできること 「理系思考」 大滝令嗣 著



この本の作者大滝氏は、東北大学で博士号を取得しメーカー勤務を経たのち経営コンサルタントをされている方である。ここまでは、かの有名な大前研一氏と殆ど同じ経歴だが、この大滝氏は、大前氏とはちょっと異なり、非常にフランクな語り口で「理系人間」の可能性を語ってくれている。

技術士とはコンサルティング・エンジニアであるから、なんらか経営コンサル的視点の勉強が必要と考えいろいろ本を読んでみているのだが、なかなかしっくりくるものが無い。大前氏の著作も「理系」出身者ということで期待してみるのだが、なかなか求めるものがなかった。

その点この本は、「技術屋」「理系人間」の性に軸足をおいて、そこからの可能性を優しく説いてくれており、非常にしっくり来た。

この本で紹介されている経営書の古典を、早々入手した。今後それらに付いても紹介して行こうと思っている。