仮説を作れる力 ― 2007年11月13日 19:42
分析を利用する前に、仮説が必要。
仮説が無いと、コストパフォーマンスが悪くなる。
分析を行う目的は、究極的には「改善」。
工程で改善を行うには、改善のサイクル(see-think-plan-doとかPDCA)を現場で回せるようになる事が必要。
そのサイクルを回す力が、仮説を立てる力である。
仮説を立てる力は、特別難しいものでは無い。ただ何でも良いから、「恥ずかしがらず」に仮説を立てようと思う「気持ち」である。
その道のプロは、シロウトの仮説を嫌う傾向がある。医者に「風邪ひいたみたいなんですけど、、。」といってかかると、「診てみないと判らないじゃないか!」と怒られることがある。
分析屋も同じで、「見てみないと判らない」と言われることが多いでしょう。
それでもめげないで、仮説をたてないとダメなのです。
仮説を立てないと、次の検証へ、というサイクルが回り始めないのです。
仮説を立てる効能は、他にもある。
仮説を立てる段階で、いろいろ状況証拠を調べたくなる。この活動で、実は課題が解決してしまうケースが結構ある。
答えは、現場に有るのである。
仮説が無いと、コストパフォーマンスが悪くなる。
分析を行う目的は、究極的には「改善」。
工程で改善を行うには、改善のサイクル(see-think-plan-doとかPDCA)を現場で回せるようになる事が必要。
そのサイクルを回す力が、仮説を立てる力である。
仮説を立てる力は、特別難しいものでは無い。ただ何でも良いから、「恥ずかしがらず」に仮説を立てようと思う「気持ち」である。
その道のプロは、シロウトの仮説を嫌う傾向がある。医者に「風邪ひいたみたいなんですけど、、。」といってかかると、「診てみないと判らないじゃないか!」と怒られることがある。
分析屋も同じで、「見てみないと判らない」と言われることが多いでしょう。
それでもめげないで、仮説をたてないとダメなのです。
仮説を立てないと、次の検証へ、というサイクルが回り始めないのです。
仮説を立てる効能は、他にもある。
仮説を立てる段階で、いろいろ状況証拠を調べたくなる。この活動で、実は課題が解決してしまうケースが結構ある。
答えは、現場に有るのである。
機器分析はsee ― 2006年02月27日 20:56
中小企業のメーカーの生産現場における機器分析の上手な利用方法について、連載的に説明して行きたい。これは、私自身が機器分析屋として、中小企業の皆さんの課題解決をお手伝いしている中から感じた事をまとめたものである。
1.機器分析はsee
メーカーの生産現場では、様々な故障が生じる。
ある工程中で不良率が非常に高くなってしまう(工程故障)ような場合や、製品のユーザーからのクレーム(製品故障)などが代表的な故障であろう。このような故障は、生産現場で日々直面する問題である。その様な故障問題を解決する為には、王道はなく、see-think-plan-doのサイクルを重ねて行くしかない。
先ず重要になるのはseeのプロセスである。 ここでは「現地現物」主義でのデータ収集が先ず第一歩となる。
「現場」として、自社の工程において、種々の管理項目を定量的にきっちりデータを取ってゆく、工程に貼りついてデータに表すことが出来ない微妙な条件の違いを発見する、等々工場のなかでやるべき事は多数ある。多くの場合、これだけでもかなりの課題を解決することができる。
それに加えて、「現物」、即ち故障を起こしたモノを詳細に「見る」ことが必要である。その作業は、広い意味での「機器分析」になる。例えば、故障した部分をルーペで拡大して見る、という良くやる作業であっても、それはルーペという「機器」をつかって観察(=分析)している訳である。
機器分析を上手に利用すれば、「現物」から適切な情報を得ることが出来、「現場」で得られた情報を補完し、また「現場」で得られた仮説を検証することが出来る。
ここで、機器分析の専門家ではないメーカーの技術者に必要となるのが、機器分析を「上手く」利用する、ということである。
分析の専門家のように種々の「機器分析」を詳しく知る必要は無い。道具としての「機器分析」の簡単な特徴を頭のかたすみに置くことが出来れば良い。例えば、金槌は釘を打つ道具であり、のこぎりは木を切る道具であり釘を打つ事はできない、電子天秤は重さを計るものであり長さは測れない、という程度のことである。
もっと云うと、電気計測器のカタログによくあるセレクションガイドのようなものが、分析屋の頭の中にあることさえ分かっていればよい。
次回以降、順次説明して行きたい。
1.機器分析はsee
メーカーの生産現場では、様々な故障が生じる。
ある工程中で不良率が非常に高くなってしまう(工程故障)ような場合や、製品のユーザーからのクレーム(製品故障)などが代表的な故障であろう。このような故障は、生産現場で日々直面する問題である。その様な故障問題を解決する為には、王道はなく、see-think-plan-doのサイクルを重ねて行くしかない。
先ず重要になるのはseeのプロセスである。 ここでは「現地現物」主義でのデータ収集が先ず第一歩となる。
「現場」として、自社の工程において、種々の管理項目を定量的にきっちりデータを取ってゆく、工程に貼りついてデータに表すことが出来ない微妙な条件の違いを発見する、等々工場のなかでやるべき事は多数ある。多くの場合、これだけでもかなりの課題を解決することができる。
それに加えて、「現物」、即ち故障を起こしたモノを詳細に「見る」ことが必要である。その作業は、広い意味での「機器分析」になる。例えば、故障した部分をルーペで拡大して見る、という良くやる作業であっても、それはルーペという「機器」をつかって観察(=分析)している訳である。
機器分析を上手に利用すれば、「現物」から適切な情報を得ることが出来、「現場」で得られた情報を補完し、また「現場」で得られた仮説を検証することが出来る。
ここで、機器分析の専門家ではないメーカーの技術者に必要となるのが、機器分析を「上手く」利用する、ということである。
分析の専門家のように種々の「機器分析」を詳しく知る必要は無い。道具としての「機器分析」の簡単な特徴を頭のかたすみに置くことが出来れば良い。例えば、金槌は釘を打つ道具であり、のこぎりは木を切る道具であり釘を打つ事はできない、電子天秤は重さを計るものであり長さは測れない、という程度のことである。
もっと云うと、電気計測器のカタログによくあるセレクションガイドのようなものが、分析屋の頭の中にあることさえ分かっていればよい。
次回以降、順次説明して行きたい。
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