(公財)市村財団新技術開発助成 第106回採択発表2021年02月02日 15:12

ものづくり企業さまの研究開発で人気のあります(公財)市村財団新技術開発助成、第106回採択発表が有りました。

私が支援させて頂いている企業様が見事採択されました。

この助成はなかなか難関で、私の支援キャリアの中での、初めての採択となりました。
ひとえに、企業様の技術力の高さのたまものですね。

小田原箱根商工会議所メールマガジンより転載「「温故知新」、ポストインバウンドにおける地域資源の再発見」2021年02月23日 13:25

小田原コンサルティンググループの一員として
小田原箱根商工会議所メールマガジンVol.407に寄稿した記事です。

-----------以下、寄稿内容

 このコロナ禍で、好むと好まざるとに拘らず、それぞれの企業のそれぞれの立場で、今後の自社の事業の見直しが必要となりました。新規事業、業態転換は、簡単な事では有りません。そのヒントとして、地域の資源の「再発見」があるのではないかと、思っています。

 当地では、地域の資源として観光資源に着目し、インバウンド需要を主に狙った観光業、小売業が、地域を盛り上げてきました。いうまでもなく、このコロナ禍により、これらの産業は壊滅的な打撃を受けました。新型コロナが収まったとしても、この様な事態は、今後一定期間毎に発生すると考えざるを得ません。これらの産業の再興はもちろん最重要事項ですが、よりレジリエントな事業の考え方も必要になって来ていると思います。

 「温故知新」。当地は、森林資源、農業資源、海洋資源等の未活用資源が豊富です。10年程前には、これらの資源の有効活用をすべく、当地小田原では木質バイオマス発電の事業化調査1)や、三浦市ではバイオマスタウン構想2)などが有りました。with/postコロナの社会を新たな前提条件として、これらを見直す価値があると思います。再生可能エネルギーとしてバイオマス発電やメタン発酵、また太陽光発電の電力も加えてオンサイトでの水電解水素製造、そしてFCV向けの水素ステーションを作ったりして地産地消型の水素都市をボトムアップする、等々を妄想したりします。

 これらは、一事業者だけで出来るようなものでは有りません。地域での機運の醸成や官民の協力した取組みが必要になると思います。上記の例のみならず、たった今の新技術と新しい着眼点を以て、地域資源の新しい「再発見」ができれば良いなと思っています。

参考:
1) https://www.kanaloco.jp/news/government/entry-41654.html
2) https://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/553118.pdf